真鶴半島

古くは源頼朝が再起をかけて船出をした地としても知られる真鶴。1 年を通じて温暖な気候で、古くからリゾート地として多くの文化人に愛されてきました。明治時代、真鶴に居を構えた画家・三宅克己は、その風光明媚な景色を地中海の景勝地に喩え、「東洋のリヴィエラ」と讃えました。

東京・横浜からアクセスが良く、また、湯河原、箱根、小田原、熱海など周辺観光地への拠点にもなり得る真鶴ですが、独自の「美の基準」を定め、バブル期のリゾート開発の波からも自然と調和した町並みを守ってきました。
斜面に立ち並ぶ家々と「背戸道」を散歩すると、郷愁を誘う港町の風景に心が軽くなるのを感じていただけるでしょう。

また、真鶴はグルメとレジャーの町でもあります。
樹齢300年以上の樹木が見られる首都圏最大級の魚付き保安林「お林」から流れ込む栄養分と、岸近くから急に深くなる「どん深」の地形のおかげで、魚種が豊富で美味しい魚が漁れます。豊洲市場では、真鶴で水揚げされた魚は間違いないと言われるほど。温暖な気候と斜面を利用した柑橘類の栽培も盛んです。
また、ファンダイビング発祥の地とも言われる真鶴では、ダイビングの他にも、海水浴や磯遊び、釣り、ボート、みかん狩りなど、大人から子供まで季節を問わずさまざまなレジャーが楽しめます。

クスクスグランピング真鶴は、そんな真鶴の町並みを見下ろす高台にあります。北東には相模湾から三浦半島を望み、南西には湯河原、熱海の海岸線を見渡すことができます。
ぜひ当施設にお越しいただき、真鶴や周辺地域の魅力を発見してください!

真鶴岬・三ツ石海岸

真鶴岬の先端から階段を下っていくと現れるのが、初日の出が岩の間から昇る絶景で名高いパワースポット・三ツ石。(夏至にも見られます!)干潮時には歩いて行くことができます。

周辺の岩場は人気の磯釣りスポットになっています。

お林

関東最大の「魚つき保安林」。真鶴の海の豊かさの象徴です。
江戸時代に明暦の大火により木材需要が高まり、幕府の命により大量の松が植林されたことが始まりで、明治〜昭和初期は皇室御料林として一般の方の立ち入りはできませんでした。
今では、クロマツやクスノキの大木が立ち並ぶ中、ジョギングやサイクリングに最適な道が整備されています。

真鶴港・鵐窟

周辺に多くの飲食店が立ち並ぶ真鶴港は、多くの観光客で賑わいます。毎月末の日曜日には「なぶら市」も開催。防波堤釣りや観光船、ヨットなどのレジャーも楽しめる真鶴観光の中心地です。

近隣には、源頼朝が潜んだと伝えられる「鵐窟(しとどのいわや)」も。

琴ヶ浜

岩場の海岸なので海水浴には向いていませんが、歩きやすい遊歩道と駐車場・トイレが整備された琴ヶ浜は磯遊びのメッカ!潮溜まりをのぞいてみれば、いろいろな海の生き物に出会えます。
また、夏には夜行虫が発生し、運が良ければ幻想的な光景を見られます。
日本のファンダイビングの発祥の地としても知られているので、大人の方はダイビングやシュノーケリングに挑戦してみては。

岩海岸

真鶴で海水浴を楽しみたいならココ。こじんまりとしたビーチですが、駅からのアクセスも良く、夏にはウォーターパークが開かれるなど穴場スポットになっています。

源頼朝の船出の地としても知られています。

背戸道

真鶴港に向かってすり鉢状になった地形に立ち並ぶ家々の間を縫うように続く路地、「背戸道(せとみち)」。かわいいマンホール、どこからか漂ってくるいい匂い、急に現れる海の絶景など、行くたびに違う発見があり、散歩好きの間でひそかなブームを呼んでいるとか。
はじめて来るのにどこか懐かしい、そんな雰囲気を求めて今日も物好きが迷い込みます。

駅から真鶴港に向かう途中、適当に細い路地を入っていくとそこが背戸道です。