しとどのいわ

石橋山の戦いに敗れた源頼朝とその家臣が平家の軍勢から逃れ、隠れたと伝えられる岩屋(洞穴)。
「鵐(しとど)」とは、平家方の追手が岩屋に迫った時にこの名前の鳥が岩屋から飛び出て難を逃れたことに由来します。
無事におちのびた頼朝一行は、岩海岸より房総に逃れ、再起を図ります。

真鶴には、「青木」の苗字を持つ方々が古くから住んでいます。これは、頼朝が鵐窟に隠れた際、「青木」という樹で入り口をカモフラージュしたお礼に苗字を授けたという言い伝えがあります。同様に、「五味(ごみ)」「御守(おんもり)」の苗字も、それぞれ食べ物のサポートをした人々、見張り役の人々に授けられ、今でも真鶴で多い苗字となっています。

しとどのいわ
施設概要

住所:神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1042-4 あたり
営業時間:いつでも自由にご覧いただけます
定休日:無休
料金:無料

行き方

電車の場合

東海道本線・真鶴駅より徒歩17分、または真鶴駅より伊豆箱根バス・箱根登山バス ケープ真鶴行きバス「魚市場」下車

車の場合

西湘バイパス石橋ICから国道135号経由11km20分
駐車場はありませんが、真鶴港の駐車場を利用できます。

スタッフのおすすめポイント

ただの旧跡なので、頼朝ファンでない面白くないかもしれません。ただ、真鶴港から徒歩で行ける距離にあるので、ふらっと立ち寄って室町・鎌倉時代に想いを馳せるのもいいかも!